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2010年9月13日月曜日

お知らせ

諸事情により毎日の更新は9月一杯お休みします。
不定期更新は可能な範囲で行います。

本ブログを始めるきっかけになっているLPIEのインテンシブプログラムに向けての準備と業務の都合です。
タイトル変えるべきか?w

2010年9月10日金曜日

[9月10日]折り羽鶴

Origami "crane" arranged the wings
こうやって毎日折り紙を折るようになる前は、折り紙といえばまず鶴、というようなイメージを持っていました。

改めてみると、鶴をモチーフにした折り方のパターンが多いので、昔から代表的な折り方として認知されていたのかなと思ったりします。

「鶴は千年、亀は万年」というように、縁起ものであるから、と言ってしまうと亀の方の立場が無くなるので、この説は違うのでしょう。

鶴を折る途中の形を基本として、様々なものに派生しているからこそまず鶴を覚えようね、ということなのかなと思っています。

2010年9月9日木曜日

[9月9日]うさぎの箸置き / Rabbit chopstick rest

Rabbit chopstick rest
英訳付き伝承折り紙帖」の折り紙がひと段落したので、違うものにも手を出していきます。

紙だけあればちょっとした場面で役に立つという状況を想像したときに、欲しい道具をぱっと作れるというのが一番容易でした。
ちょっとした小物の折り方にもチャレンジしてみようということで、「暮らしの折り紙とかわいい紙小物」という本を参考にしてみます。

大分前に購入はしていたのですが、ようやくたどり着いたか、という感じではあります。

早速作ってみたのは「うさぎの箸置き」です。

写真のように単体だけでは箸置きということが分かりにくかったので、何かを置いた写真を取ろうと思いましたが、手元に合ったハサミやボールペンでは重みを支えられず潰れてしまいました。
割りばし程度の軽い箸くらいなら大丈夫かなとは思います。


余談ですが、ふとググってみたら、「うさぎの箸置きホームページ」なるサイトを発見。
個人の趣味のページのようですが、半端ない数のうさぎの箸置きが紹介されています。
ここまでやると一つのコンテンツとして十分な内容になりますね。凄い。

[BOOK]暮らしの折り紙とかわいい紙小物

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2010年9月8日水曜日

[9月8日]祝い包み / Celebratory Wrapping

Celebratory wrapping
日本には熨斗や水引、風呂敷など、包む文化がありますが、「折りの文化」として考えることができます。

歴史は古く、きちんとした記録としては1764年に伊勢貞丈が著した「包之記」があります。大学のアーカイブがありましたので、中身をみることができます。

ご祝儀を出す際に使う水引は”買うもの”と思いこんでいましたが、折り紙をやることで自分で折ることもできるんだと気が付きました。
ある種のカルチャーショックですが、自分の国の文化にそれを感じてしまうのはいささか恥ずかしいような気もします。

実際のところ、海外の人の方が日本の文化を理解していて、自分たちは見向きもしないなんてことがあるかもしれません。

最近は意識して日本の文化に向き合うように心がけています。

2010年9月7日火曜日

[9月7日]雉 / Pheasant

Origami "pheasant"
「雉」というと、真っ先に思い浮かぶのは桃太郎です。
お伴として選ばれるということは、昔はありふれた馴染みの鳥だったのかもしれません。

現在、町中でよく見かけるのは鳩と烏、なんだか最近は雀も減ったような気がします。
少なくとも鳥や動物はごく一部の種類を除いて、身近な存在ではなくなりました。
鶴は普段見掛けることはありませんが、折り紙の鶴は折り紙の鶴として実物と関係なしに馴染んでいる気がします。

折り紙で何かの形を表現するときには特徴のある形状にデフォルメをすることになるので、動物や鳥を知っておかないと見る方もなんだか分からないでしょう。

昔はこんな鳥がいたんだよ、っていうようなことになったら寂しいですね。。。

2010年9月6日月曜日

[9月6日]花たとう / Flower box

Origami "flower box"
called "hana-tatou" in Japan
昨日の地引網で残念ながらは見られませんでしたが、天気も良く日影は風がよく通って気持ちよく過ごすことができました。

今日は、「花たとう」です。

『「たとう」は畳紙(たたみがみ)の略で、和紙を折り畳んだものをさします(英訳付き伝承折り紙帖より)』とのことで、開いて何か小さいものを入れておくこともできます。

和紙を折り畳んだもの、といいながら、本についている紙は和紙ではないので厳密には意味合いが変わってきますが、そんな表面的なことでなくとも、これを折るならば和紙の方が良いと思いました。

固い紙なので、紙の端で折り目が重なると紙が千切れてしまうところが出てきます。
和紙だと折り曲げを繰り返してもそうそうちぎれません。

複雑で細かな折りに対応できる紙があるからこそ、自由な発想で折り方が開発できるという面があります。

2010年9月5日日曜日

[9月5日]鯨 / Whale

Origami "whale"
今日は姫路の方まで行って、地引網をしにいきます。
ひょっとしたら沖に鯨が見えるかも?と誰かが冗談かホンマか分からんことを言っていたのを思い出しました。

という訳で「鯨」です。

早めに出発するので今日は折ってUPしておしまい(笑)

今日も暑そうです^^;

2010年9月4日土曜日

[9月4日]帽子 / Sombrero

Origami "sombrero"
9月に入っても暑い日が続きます。
今日は朝から気温29度を超え、猛暑の予報です。外出する時には帽子など暑さ、日差し対策は重要でしょう。
という訳で、帽子です。

Sombrero(ソンブレロ)は、南米などでよくみられるつばの広い帽子のこと。スペイン語だそうです。
「英訳付き伝承折り紙帖」の解説によると、”伝承折り紙の「荷船」が南アメリカのつば広帽子になりました”、と書かれています。

これを子供に見せたら「お船!」と言われました。
つば広い帽子に馴染んでいなければ、間違いなく船だと思うでしょうね。

昨日投稿した記事でも引用したK's折り紙の記述にこんな一節があります。

”折り紙は日本独自の文化ではなかった。

13世紀にヨハネス・デ・サクロボスコ(ジョン・オブ・ハリウッド)が書いた『天球論』は、17世紀中葉まで60以上の版を重ねたが、そのうち、1490年にベニスで印刷されたものの挿し絵に、『欄間図式』の荷船と同じ絵が認められる。もしもこれが本当に折り紙の船だとすると、当時の日本の折り紙は、あったとしても礼法折り紙だろうから、日本から伝わった可能性は考えにくい。”
(引用元:K's折り紙 折り紙の歴史

元々ヨーロッパで考案された船か帽子かの折り紙が日本に伝わってきたとすれば、その形を見た日本人はほぼ確実に船と思うでしょう。

同じような形でも、自分の身の回りにある馴染んだものをまずイメージするのは当然です。
それがなんであるか文字や言葉を使わずに確実に伝えるためには、周辺を描いて関係性を示すことが重要なようです。

コミュニケーションでは察するという要素が非常に強いと思いますが、正確に判断するためには相手の癖や性格、環境といった周辺状況を知らなければ難しい。


少し話は飛びますが、折り紙の文化的側面を解説した面白い記事があったので参照。
ハイチ千羽鶴騒動を機会に、折り紙を学んでみよう
折り紙が日本では「単なる遊び」と考えられているというのは実感です。

上手く言えないのですが、折ることで出来上がるものを通じて、人と人との接点を少なからず作れる媒体だと思っています。
紙という身近なものと、折るという単純な行為の積み重ねである分、絵や彫り物よりも敷居が低くなり、飾らない心境を投影しやすいのかな・・・と、考えていますがまだ確信は得ていません。

2010年9月3日金曜日

[9月3日]狐の面 / Fox Mask

Origami "fox face"
折り紙というと、日本古来の伝統的なものというイメージですが、どうも伝承折り紙という括りではそうとも言えないようです。

”伝承折り紙は、東西交流のなかで生まれ、育まれた。それは、決して日本独自の文化ではなく、本質的に日欧の雑種なのである。”
(引用元:K's折り紙 折り紙の歴史

昨日の、なぜピアノが伝承折り紙に入っているのか?という疑問の答えの一つが折り紙の歴史にあります。
伝承折り紙が日本独自の折り方だけでなく、ヨーロッパの折り紙も取り入れた結果であるならば、当然ピアノがそこに含まれていても不思議ではありません。

また、昨日の「ピアノ」と今日の「狐の面」は折り方が途中まで全く一緒です。

どちらが先か分かりませんが、元あったものから誰かが違うものを産み出した結果なのかもしれません。


”伝承折り紙は、手から手へ、世代から世代へ伝えられる過程で、折り方や題名が次々と変わる。折り紙を折る子供たちは(大人たちも)、しばしば即興で新しい形を作る。この伝承折り紙の創造性が、フレーベルが折り紙を手技に含めた理由の一つであった。ところが、現在の折り紙教育は、先生が教える折り方をなぞるだけになってしまった。そのため、折り紙は模倣にすぎないと誤解され、教育界から排除される傾向にある。”


つい先日、とある方に「折り紙の創造性」を否定されたのですが、私個人としてはそこに創造性は存在すると感じていて、だからこそ、形を変えつつも伝わってきているように思います。
ただし、創造的な段階に入るまでにはいくつかのハードルがあるようにも感じてはいますが。

現在のように、本や画像、動画で折り方が簡単に調べられるようになると、模倣だけで満足してしまうことが増えるかもしれません。
伝言ゲームのように、人から人へ口頭と実演で伝えられるからこそ、突然変異も起きやすいでしょう。

そう考えると、確実に折り方の情報を保存できる現在では「折り紙の創造性」が損なわれてしまっているというのも決して間違いとは言い切れないところがあるように思います。

2010年9月2日木曜日

[9月2日]ピアノ / Piano

Origami "piano"
音楽は結構好きで、趣味でボーカルレッスンに通ってたりするのですが、最近au「LISMO FES!」のCMで流れる、WAVERの「僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~」が気になっています。

ボーカルの人はピアノを立って弾きながら歌うという珍しいスタイルということで、「ピアノ」です。
LISMO CM「LISMO Fes!」篇 長め157secバージョン

実際折ってみるととってもシンプルです。
伝承折り紙になぜこれが入っているのか?という疑問も多少なりともありましたが、折るプロセスと折り紙の伝わり方を考えれば、これも伝承折り紙の一つなんだと納得できました。

そのあたりは明日。

2010年9月1日水曜日

[9月1日]燕 / Swallow

Origami "swallow"
今日から9月ですね。
季節柄に合いそうなものを折ればよかったのかもしれませんが、今日は「燕」を折りました。

今は、「英訳付き伝承折り紙」という折り紙つきの本で折れるものを日々折っている訳ですが、毎日これはなんとなく折りたい気がしない、というのが何となくですがあります。

基本的には以前折ったことがあり、このブログにも掲載したものだったりするのですが、「燕」に関しては完成形を見てもなんとなくときめかない。

「ときめかない」という表現が正しいのか分かりませんが、折ってみてやっぱり「うーん」でした。
前回上手く折れなかったトラウマという可能性もゼロではありませんが。。。w
それでも前よりは燕らしくなってますよね。
感性に合う、合わないというのがあるのかもしれません。

これで自分好みの燕を産み出してやろう!と、思って実際にやってしまうのが折り紙作家と呼ばれている人たちなんでしょうね。

不満や不便が発明の原動力であることは間違いありません。

2010年8月31日火曜日

[8月31日]豚 / Pig

Origami "pig"
最近参考にしている、「英訳付き伝承折り紙帖」もあと1週間くらいで終わります。
ブログで紹介してないのもありますが、紹介が目的ではないのでそれはそれで。

今回の「豚」ですが、これがまたシンプル。
千代紙の色が何となく豚の色ですが、他の紙で折ったら豚に見えるのかどうか疑問だったので、手元にある千代紙で「3匹のコブタ」っぽく折ってみたのが下の写真です。

"Three Little Pigs"
made by edo chiyogami.
写真だと鼻の部分が若干隠れてしまってよく解らないですが、
折りながら、自分では「あ、豚っぽいかも」と思っていました。

これが豚に見えるかどうかは、鼻にかかっているのかもしれませんね。
似顔絵やモノマネが特徴のあるところをわざと強調させることで本物を連想させるように、特徴ある部分を見せることができたら、それに見えるのでしょう。

2010年8月30日月曜日

[8月30日]手裏剣 / Ninja star

Origami "ninja star"
久々に折ってみました「手裏剣」。
先月くらいに折り方を覚えるために折りまくって以来です。

折り方自体は簡単なのですが、折る方向をいつも悩みます。
二つのパーツを作るのですが、うっかりすると全く同じ形のものを二つ作ってしまったりしてしまいます。

組み立てるときの状態を思い浮かべつつ、途中の工程をイメージしながらやると、間違えてもすぐやり直せるので被害が少なくなります。

ものづくりでも完成形をイメージして部品を設計することで、一見不要な部分が重要な役割を果たすことになる場合があります。

最終形を見据えながら、中間状態に取り掛かることで、より全体がまとまったよいものに仕上がるという簡単な例だと思います。

2010年8月29日日曜日

[8月29日]鷹 / Hawk

Origami "hawk"
折り紙で動物や花を折ると、感覚的には工程が多くて複雑になるほど細かな描写をしたいかにも、というような仕上がりになるように思います。

でも、この鷹はそれほど複雑な工程ではない割に、雰囲気がある端的に言うと”カッコイイ”出来上がりになりますね。
ソラで折れるように練習しようかな。

折り方で言えば、途中までは「お化け」と一緒。
突起部分を幾つ作るかという視点でみると、「」も、「お化け」も、「菖蒲」も同じ4つであり、これらは途中まで似たような折り方になります。

突起は手やあし、花びらを見立てるために必要ですが、これ以上突起を増やそうとすれば例えば「三つ首の鶴」や「イカ」のように複雑な工程を必要とします。もちろん折るのも大変です。

したがって、4つ足で尻尾や頭がそれほど長くない動物は工夫次第で何らかの表現ができる可能性があるということです。

この先はいろんな人がアイデアを出して折り方を発表していますので細かくは突き詰めませんが、突起の数を見て折りの複雑さなどをある程度知ることはできるのかもしれません。

2010年8月28日土曜日

[8月28日]菖蒲(あやめ) / Iris

Origami "iris"
昨日、ホテルをチェックアウトする前に少し時間があったので、カードキーと一緒にもらった小さな紙を使って「菖蒲(あやめ)」を折り、朝折った「渡し船」に乗せて置いてきました。

最近東京に行くときによく使うホテルチェーンですが、次に行ったときに何か反応があったら面白いな~という、自分自身がやったことを忘れてしまいそうな気長な実験です。

それで改めて折ってみました。

以前折ったときの方が、季節的にはよかったのかもしれませんが、見た目はこちらの方がなんとなくいいですね。
折りのスキルも当時よりは格段に上がってるはずで、今回は何なく折れていますが、以前の中身を読んでいる限り、相当苦労していたようですね。

ちょっとした工程を加えるだけで見た目がガラッと変わるなあと思います。
勿論、紙自体の違うので更に印象が変わっているというのはあります。

2010年8月27日金曜日

[8月27日]渡し舟 / Ferryboat

Origami "ferryboat"
今日は出張先のホテルより。
最近はほぼどこでもLANが繋げるようになってるので、ネット環境に困ることはあまりないですね。

というわけで、こんなときでも一応折ってみました「渡し舟」。

なんだか折るたびに小さいころの記憶を辿ってるような感じですが、笹の葉で船を作って流すなんてことを時々やっていたんです。
あまり綺麗とはいえない排水路まで金網を超え、おたまじゃくしやザリガニ、カマキリなんかが結構取れるところでした。

こんな船だったらこの上に何か乗せて楽しんでたかもしれません。

船としてだけでなく、ちょっとした菓子受けにも使えそうですね。
取っ手をつけたらバスケット風。
シンプルなものほどアレンジしやすい一例でしょう。

2010年8月26日木曜日

[8月26日]相撲取り / Sumo Wrestler

Origami "sumo wrestler"
この相撲取りを折っていたら、小学生くらいのころにお菓子の箱をひっくり返して土俵を作り、厚紙か何かで作った力士同士を戦わせてたことを思い出しました。

こんな遊び方、今でもするんでしょうか。

折り紙とは全く関係ありませんが、家と小学校の間に小さい磁石が入った小指の爪くらいの人形のセットを売りに来ていたおっちゃんがいて、それがあまりにも面白くて買ってもらった記憶があります。

その中にも相撲取りがいて、下敷きの裏から磁石を当てて動かして遊んでいたなぁ、と折りながらフラッシュバックしました。

折り紙に限らないでしょうが、昔馴染みの遊びをやると、ふと忘れていた記憶がよみがえることがあるようです。

と、書いたそばから、小学生のころに流行ったメンコのことを思い出しました。。。芋づる式に飛び出してきそうです。

2010年8月25日水曜日

[8月25日]提灯 / Paper Lantern

Origami "paper lantern"
今日のモチーフとなっている提灯。
最近ではあまり見る機会はなくなっているような気がします。
見ることがあるとすれば、お祭りの時くらいじゃないかと思います。

伝承折り紙に挙げられる中で、道具をモチーフにしたものは私たちが普段使わなくなってしまったものが多いような気がします。

昔ながらのものを伝えるから伝承といえばそうかもしれませんが、実際にこれを折るときに、本物の提灯を知らなかったら、折っても楽しめるのかどうか若干疑問です。

実物を知ってこそ初めて、デフォルメされたものからいろんなイメージを膨らませられるように思います。
子供に折り紙で何か折ってあげるとすれば、やはり見て分かるものを、となります。

ある人にとって当たり前すぎて意識しないことが、他の人にとって常識でないこと。
これが勘違いやコミュニケーションを疎外する一つの要因です。

2010年8月24日火曜日

[8月24日]蝸牛 / Snail

Origami "snail"
折り紙を楽しめるかどうか、というのは造形と実物の違いにいちいち目くじらを立てて「違う」とか、「おかしい」とか思わずに、「こう表現したか」と感心できるかどうかに尽きるような気がしてきました。

「蝸牛(かたつむり)」の殻の部分を「殻だ」と思えるかどうか。
以前折った「かたつむり」より更にシンプルな工程なので、小さい子供でも作れそうですが、素直にそう思ってくれるのかなぁと気になったりもします。

また、紙質によってもできない折りがあるのも事実。
実際、いま使っている紙は模様こそ千代紙的ですが、少し厚手の紙なのでこちらの「かたつむり」のようなふっくらした造形は難しそうです。

それはその場にある紙の質や模様を見て、より印象的に見える折り方を選択することも、表現法としては重要な因子であるという意味も見え隠れします。

考えすぎ?

2010年8月23日月曜日

[8月23日]蝉 / Cicada

Origami "cicada"
まだまだ日中暑い日が続きますが、既に蝉の声は聞こえなくなっています。

そんな訳でまだ暑いうちに折っておこうということで「蝉」です。

これまで折ってきた動物などに比べると非常に単純で、簡単に折れます。
ところが一つ発見がありました。

基本的にこれまで折ってきたものは、複雑であるがゆえに計算通りの形状を作りだすため、ほぼ目安となる線や角を基準に折り目をつけていたのですが、この「蝉」の場合、ほとんど目分量で折ります。
折るときに自然と目印を探して折るようになっていたので、ちょっとしたカルチャーショックみたいになってます。

人によって長細かったり、ずんぐりむっくりした蝉が折れるでしょう。
大勢で折ることがあれば、それを比べて楽しむこともできるのでしょうね。

2010年8月22日日曜日

[8月22日]お化け / Ghost

Origami "ghost"
ここ最近は、「本格折り紙」という本で紹介されていたものを折ってきたのですが、一つの作品を折るのに時間がかかることとレベルが上がってきているため、上手く出来上がったときにここで紹介するくらいにとどめることにしました。

ここで一旦基本(?)に立ち返り、伝承折り紙と呼ばれる折り紙を中心に折っていこうと思います。

そんな折、見つけたのが「英訳付き伝承折り紙帖」です。
折り方が示されているだけでなく、折るものに合った紙も付いているので、これだけでも一通り遊べます。
紙を使い切ったとしても、折り方帖として重宝しそうです。

しばらくはこの本で紹介されているものを折っていくことにします。

さて、今日折ったお化けですが、なんとなくレイスなどと呼ばれる類の西洋の幽霊のイメージに近い気がします。

明るい色や模様の千代紙で折ったらまた違うものに見えそうです。
お化けではなく、踊っている女性か何かに見えるんじゃないかというような気がしてきました。
というわけで折ってみたのがこちら。
Change a kind of origami paper

頭に手ぬぐいか何かを被った、浴衣を着た女性っぽく見えるような気もするし、単に明るいお化けとも言えなくもない、そんな微妙な感じです。

みなさんには何に見えているか興味があります。
コメントしてもらえたら嬉しいです。

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2010年8月21日土曜日

[8月21日]青いバラ / Blue Rose

Origami "blue rose"
来週、とある方にお会いする際にプレゼントしようと思って久々にバラを作ってみました。
所要時間約2時間。
だいぶ手慣れてきた感じです。

単にプレゼントということではなく、いくつかのメッセージを乗せているつもりです。

青いバラは今でこそ遺伝子操作によって産み出されましたが、バラ愛好家の間ではこれを産み出すことが長年の夢であったそうです。
そもそもバラが青の色素を持たないため、遺伝子操作でしか実現できないと分かったのも科学が発達してからのこと。

そのため実現できない夢に掛けて、青いバラの花言葉は「不可能・あり得ない」だったそうです。
しかし、いまでは青いバラの花言葉は「夢 かなう」「奇跡」「神の祝福」などに変わってきているとか。

詳しいことは開発したサントリーの公式ページで見ることができます。
SUNTROY blue rose APPLAUSE

厳密には実際の「青いバラ」は薄青紫色です。
このバラに名付けられた名前は「APPLAUSE」。
「拍手喝采」という意味があるそうです。

今回折ったバラは、アプローズよりももっと「青い」ので、「OBJECTIVE」とでも名付けてみましょうか。

2010年8月20日金曜日

[8月20日]蛙 / Frog

Origami "frog"
昨日から二日がかりで「蛙」を折りました。
二日といっても朝のこの時間だけですが、それでも実質1時間半弱くらい掛かっています。

この「蛙」は見た感じ結構リアルです。
日本の伝承折り紙の「かえる」と比べてみると、一目瞭然です。

だからといって、「かえる」が蛙っぽくないかというと、そんなことはないのは、特徴を掴んで模擬しているからでしょうか。お尻を押してぴぴょんぴょんハネさせる遊び方ができるのも楽しいですし。

今日の「蛙」が写実的であるとするなら、昔から伝わる「かえる」はデフォルメされているというような印象を受けます。

絵画と同じように、対象物をどのように表現するのかは、作者の持つイメージや思考、場合によってはどうメッセージを伝えたいのかで変えられるのかもしれません。
それを紙を折ることで表現するためには技術面が高くないとできないということも、他の芸術作品と同じ。

一方で荒削りでも味のある作品、という評価を得る折り紙もあっておかしくないような気がします。

折り紙は一つの娯楽であると同時に、芸術作品にもなり得るところが多くの人に長く引き継がれる一因なのかもしれません。

2010年8月19日木曜日

[8月19日]FunnyFace

"FunnyFace" designed by cochae
先日鬼太郎の折り紙のときに登場したcochaeさんがデザインした折り紙で、一番試してみたかったのがこの「FunnyFace」。

最寄りである三ノ宮の東急ハンズには現在置いてないということで、大阪心斎橋の東急ハンズまで行って見つけてきました。
デザインとしては全部で5種類あるようですが、手に入ったのは1,3,5の3種類。

一枚から何種類もの顔を作れるということで、まずはパッケージにあったいくつかの顔を再現しようとしてみましたが、どう折ってるのか分からないのもありました。
同じデザインの紙からできているのに不思議です。

モノマネだけでは面白くないので、自分オリジナルで折ってみたのが写真の顔です。
ここにたどり着くまでにいくつかパターンができましたが、これが一番のお気に入りです。

拡げてしまったら再現できる自身がないので棚のすきまに挟んで飾ってますw

外国の方へのお土産にも喜ばれるとか。
見つけた方は是非お試しを。

2010年8月18日水曜日

[8月18日]ミウラ折り / MIURA-ORI

Memo pad folding by miura-ori
日曜日にキッザニア甲子園に行ったのですが、その時もらった会場内の地図が見た目東京マラソンの地図(リンク先参照)のような体裁だったにも関わらず、中身が普通に折りたたまれた地図だったので、「ミウラ折りを採用したらいいのに」と思ったのがきっかけ。

ソラでミウラ折りができるようにならないかと気になり始めてしまったので挑戦しました。

まず、ミウラ折りでメモ用紙を作ろうというサイトで簡単にミウラ折りができる折り目付きのデータを印刷して折ってみました。
実は以前、同じようなやり方でやったことがあったのでこれに関しては問題なくできました。

次に普通の折り紙で挑戦。
さも上手くできたような写真ですが、これができるまでに4枚失敗しました。。。
ミウラ折りの特徴は、開いた紙の左下と右上の角をつまんで縮めるだけで自動的に畳めてしまうことですが、そうなるための折り目の数にはある条件があるようです。
下の折り目では3×5の四角ができるようになっていますが、これが4×4だったり、3×4でもだめ。
奇数×奇数でないと角をつまんで畳むような折り方はできないんですね。
逆に東京マラソンの地図のように背面で合わせるように畳む場合は3×4のような折り目が必要になります。

適用の仕方によって折り目の数を考えるのは当然なんでしょうが、実際にやってみるとこういうことはよく解ります。

そして、まっさらな紙に奇数の折り目をつけることは結構難しいことを実感。
紙を折って目印をつければ1/5や1/3の折り目をつけることはできますが、そうすると余分な折り目が邪魔をしてミウラ折りが成り立たなくなります。

一発で奇数分の1を割り出すやり方があればいいのですが。。。
1/3や1/5程度ならまだ目安折りでできるので、暇つぶしのときのネタに今後使ってみようと思います。
folding
expanding




2010年8月17日火曜日

[Interests]ミウラ折り

ミウラ折りとは

三浦公亮氏(東京大学名誉教授・文部科学省宇宙科学研究所)が考案した、地図の折り方です。
対角線部分を持って、さっと左右に引っ張れば一瞬にして広がり、たたむのも瞬く間、という簡単便利なものです。 現在、各方面で活用、実用化がスタートしています。
三浦公亮東大名誉教授は宇宙構造物の設計家であり、主な作品として、宇宙実験衛星(SFU)の太陽電池パネルや電波天文衛星「はるか」の大型宇宙アンテナなどの設計があります。
折り紙はその模型としてつくられたものです。
精密に設計された造形にはムダのない美しさがあり、ミウラ折りはこうした研究成果 の応用です。
三浦公亮(みうらこうりょう)
1930年東京生まれ。
東京大学工学部卒業。
東京大学宇宙航空研究所、文部科学省宇宙科学研究所で宇宙構造工学を研究。
数多くの人工衛星・惑星の開発設計に関り、新しい宇宙構造物の発明と宇宙での構築を実現し「宇宙の建築家」と呼ばれる。


ミウラ折り公式サイト


潰れて強度が増す「ミウラ折り」の不思議

[8月17日]ペンギン / Penguin

Origami "penguin"
今日は「ペンギン」です。

またか、と思われそうですが、ぽっこりしているおなかがふわふわな感じかも。
手元にある和紙で片面白というものがなかったので普通の折り紙でおっているためか質感が若干固めではあります。

若干複雑なものを普通の折り紙で折るとき気になるのは、折り目をつけたところの色落ちとヘタリです。

頭の辺りは6枚くらい重ねた状態からかぶせ折りして、段折りで沈めるといった細かい作業をしているため、慣れていないと変なところに折り目がついたりしてふにゃふにゃになります。
和紙でももちろんそうなのですが、普通折り紙だと角付近に穴があいてケバケバになることも。
和紙だとほとんどそんなことなく、フニャフニャでありながらも繋がっていたり、色は染められているので色落ちしないなど、折り紙としての長所が沢山あります。

和紙の発展が折り紙を支えてきたというのはこれまで読んできた文献にもありましたし、お話しさせて頂いた方もおっしゃっていたこと。
和紙についても考えてみる機会を作りたいところです。

2010年8月16日月曜日

[8月16日]トラの顔 / Tiger face

Origami "tiger face"
なんだか愛嬌のある「トラの顔」です。

最近折ってきた中級篇の中では比較的混乱することなく折ることができましたが、3次元的な形状を定着させるのがイマイチ上手くいっていません。

使う紙にもよるのかもしれませんが、型をつけようとしすぎるとヘタったり周りが弛んだりするので加減が難しいですね。

お手本で折られているようなピシッと揃って無駄な型がついてない仕上がりを見ると、根本的に何かが違うんじゃないかと、そんな気すらしてきます。

一度、上級者が折るところを見てみたい衝動に駆られてきました。。。

2010年8月15日日曜日

[8月15日]うさぎ / Rabbit

Origami "rabbit"
ふわふわがテーマという訳ではないのですが、15cmの和紙で折れるものを探していたら「うさぎ」でした。

顔の部分が立体的になっているのがポイントです。
胴体部分は膨らませられず、貧相なのが残念。。。

いま写真で気が付きましたが、首元がおかしいですね。
襟が立ってるように見えます。

お手本の写真を見る限り間違ってはいないのですが、折り目がピシッとしていないためにダレているのかも。
試しに顔の内側に入れたらスッキリしました。

ちょっとした変更ですが、こうやって折り方が少しずつ変わって伝わっていくのかなぁと、おこがましくも思う次第です。

2010年8月14日土曜日

[8月14日]ふわふわ?な羊 / White sheep

Which sheep does look soft?
昨日折った羊が「いかつすぎて羊に見えない」との意見を受けて、白い和紙で折ってみました。

写真の左側が本日折った白羊、右側が昨日のオレンジ羊です。

どうでしょうか。。。若干オレンジの方が固いような気もします。

でも、「ふわふわ」って感じではないですね。

羊と言うと、六甲山牧場にいるこんなのを想像するからイメージと違うのかな?とも思いつつ。
羊の写真

そうえいば、最近六甲山牧場にも行ってないので行きたくなってきました。

2010年8月13日金曜日

[8月13日]羊 / Sheep

Origami "sheep"
これもちょっとお気に入りになりそうな”羊”です。

華奢な脚なのですが、しっかり自立してくれるのがうれしい。
形だけでなく、その場に置いていて本来の姿勢で自立するものは、飾っておけるので折ったその場限りではない楽しみもあるのかなと、思いました。

平面的な造形と、立体的な造形では、与える情報量が全く違います。その分、立体的にする場合、細部まで折り込んでいかないと出来上がりが貧相になってしまうような気がします。

ところでこれを見た妻に、「胸板がしっかりしすぎて羊に見えない」と言われました。
確かにがっちりとした躯体に見えなくもありません。

選択する折り紙の色を間違えたかな・・・。
ふわふわ感を感じる色で折ったらもっと羊らしく見えるのでしょうか。

[8月12日]連鶴 / Connected cranes

お昼御飯を食べたお店のアンケート用紙が丁度よさそうな大きさだったので、その場で紙を切りつつ「連鶴」を折ってみました。

「本格折り紙」でも紹介されていましたが、適当な紙が見当たらなかったことで飛ばしてた折りです。

ということで初めて折った連鶴にしてはまあまあ上手くいったのではないかと思う次第です。

ちなみに妻は驚いてくれましたが、息子のリアクションは薄め。
繋がってる鶴のめんどくささが理解できないのか、単に「鶴」は見飽きたのか・・・。

2010年8月12日木曜日

[8月12日]牛 / Cow

Origami "cow"
これからは朝の時間だけでは折れないものが出てくるだろうな。。。と先日言ったばかりですが、早速出てきましたよ、時間かかるのが。

という訳で、毎朝折りきったものをアップルするというスタンスで「本格折り紙」を折りきるのは現実厳しいので、本格折り紙ネタは時間のあるときに折ったものを後日UPするというスタイルに変更します。

今日は、「牛」です。
15cm折り紙は△ということでしたが、何とか形にはなりました。
角のところにはごまかしが入っていますが、それも一つの折り方ですよね。
と、自分自身への言い訳にしてみたりします。。。

実際のところ、折り紙の折り方なんて言うのは、どこにもルール化されていません。
人から人へ、ほとんどが技能伝承的な形で伝わってきていたようです。
途中で折り方が変わったり、忘れ去られた折りもあるとか。

いまでこそ、折り紙の本などで折り方解説が示されていますが、だからと言ってその通りに折らないといけないという決まりごとはありません。

そこから違うものを生みだす方がはるかに面白いはず。

現在では、答えがある教育に慣れ過ぎたために、創造的な遊びすら画一的な枠に嵌めこんでしまっていないでしょうか。

遊びは基本、自由なものですよね。

2010年8月11日水曜日

[8月11日]立ち姿の鶴 / Standing crane

A lain "standing crane".
It is unsuccessful to finish.
未完成形で断念してここに掲載することにしたのははじめてかもしれません。

一昨日の三つ首の鶴と同様、一枚の紙から脚がすらっと出てしかも自立する鶴が紹介されていたのですが、脚が上手く折れませんでした。

推奨の紙が、20cm×20cmの薄い和紙で、使用したのが15cm×15cmの普通の和紙ということで、ある種当然の結末かもしれません。

ものづくりの世界でも、大きさや重さが違うと同じ形のものでも途端に実現することが難しくなることがあります。
出来上がりのものの大きさに対して、全て相似的な条件で道具から何かを変えれれば同じような難易度になるはずです。
しかし、現実的には道具であったり、材料であったり、作業する人間そのものの大きさをものに合わせて変えることはできません。

折り紙でも、紙を折る私の指や、紙自体の厚みが同じ状態で小さいものを折るというのはやはり難しい。複雑なものになればなるほど、余計です。


今後作るものを改めて見ると。。。20cm四方の和紙が欲しくなってきました。

2010年8月10日火曜日

[8月10日]ゲゲゲの鬼太郎 / Kitaro

Kitaro's character
origami designed by COCHAE 
先日、兵庫県立美術館に立ち寄った際、水木しげる展が特別展として開催されていたので、子供と一緒に鑑賞してきました。

単に水木しげるの作品展というわけではなく、日本や中国で妖怪やもののけが描かれた歴史的な作品も展示されています。

人や世相を比喩したもの、自然現象を異質なものに見立てたものや、生活の中で躾や教育のために生みだされたものもいるのでしょう。
過去の作品や、それをモチーフに描かれた水木しげる氏の作品を見ていると、多種多様な中で生まれ描かれてきている空想上の生き物が、何らかの形でどこかに潜んでいるような気さえしてきます。

会場を出る間際は当然のことながらグッズ販売コーナーな訳で、あまり買う気もなくぶらぶらしていたらところ、cochaeさんデザインの折り紙にばったりと出会いました。
よくよく考えてみれば、サイトで見たことがあるし、ここで売らずにどこで売る的なアイテムであるわけで、気がつかなかった自分が不覚。。。orz

というわけで、今日は鬼太郎の折り紙を折ってみました。
折り図の通り折ると、キャラクターになってくれるのですが、単に絵が描かれているのではなく、服と足や首が立体的な位置関係をきっちり保っているんです。
更に、自立するようになっているので、飾っておけるのが楽しいですね。
背景の紙も同梱されています。

関西周辺の方、お盆休みに関西に来られる方、兵庫県立美術館に立ち寄ってみては如何ですか?

2010年8月9日月曜日

[8月9日]三つ首の鶴 / Tri-necked crane

A crane has three necks,
so named "Tri-necked crane"
「本格折り紙」のお手本写真と比べると雲泥の差ですが、個人的には今回の「三つ首の鶴」は満足度が高い出来です。

途中で対称性や、重ねた時のズレがこれまでと比べてとても小さく、合うべきところを合わせられながら折りを進められているというのが、一番自分がエキサイトしたところ。

何かいままでできなかったことを達成しようとチャレンジしているとき、立て続けに上手くいっている時の緊張感に近い。
上手く行ってるのか、まだ破綻していないと、自問しながらも淡々とやるべきことをしているときに、アドレナリンが出てくるような気がします。

たかが折り紙と言ってしまえばそれまでですが、これをきっかけに自分自身との対話ができそうな気がします。
ただし、あくまでコントロールできるのは自己で完結するところのみ。

他人から見て、単に折り上がった折り紙以上の何かを受け取ることがあるのかどうか。
あるといえばあるような、ないといえばないような。

そんなことを考えています。

2010年8月8日日曜日

[8月8日]パピヨン / Papillon

Origami Papillon
昨晩、折り紙についてお話しをさせて頂く機会を得ました。

結論を言えば、バッサリと切って頂いたおかげで煮詰まっていた思考が再び動けるきっかけを与えてもらったような気がします。

全く面識のない私にも忌憚なくお話しして頂けて本当に感謝いたしております。

折り紙がどんなものなのか、考えるだけでなく、ワークショップを一度やってみては?とご提案頂きました。
実際にその場にいれば、何かを掴めるとはずです、と。

そのためには紙さえあれば折れるよ!というバリエーションをもっと増やさないといけません。
今日からはそのための地道な練習もしていかないといけないのですが、一度立てた「本格折り紙」をやりきるという目標も継続したいので、そのあたりはバランスさせていこうと思います。

上級編になったら一日では折りきれないものも出てきそうなので、時間の無い時は伝承折り紙をやるなど、やりようは色々ですから。

今日は、中級篇の「パピヨン」。
鼻先がちょっといかついかな・・・。
休日は時間に追われないので、その分落ち着いて折ることができます。
そうしてできたものは、何となくでも焦って折ったものよりも出来上がりの印象がよくなると思うのですが、客観的に見てどうなのか聞いてみたいような気がします。

2010年8月7日土曜日

[8月7日]イカ / Squid

Origami squid
昨晩は結構寝ましたが、お腹の調子がよくありません。

酷暑と強冷房の温度差でやられている感じ。

私の外見をよく知る方ほど意外に思われるのですが、結構体の方は周囲環境の変化に敏感で、季節の変わり目などは必ず調子を崩します。
スキーなんかに行っても初日は絶対にお腹壊します(涙

そんなこんなで中級篇の続きで「イカ」です。
以前にも書きましたが束になっていくときっちりと折っていけないのは相変わらずで、もう少しやりようがあるだろうとは思いますがまだ極意は掴めていません。

四角の紙からこんなに沢山のとんがりが作れるというのは直感的には不思議ですよね。
だからこそ、もっときれいな形に出来たら感動ものなのですが。。。


ちなみに、とある方に、「折角折り紙なんだから、英語でも書くべき!」とご教示頂きました。
本文まで英語にすると時間が大変なことになるのでとりあえずタイトルと写真の解説に何を折ってるつもりなのかを書くことから始めてみようと思います。

2010年8月6日金曜日

[8月6日]ふうせんうさぎ / Balloon rabbit

 Origami "balloon rabbit"
今朝は前の晩に飲み過ぎて起きることができず、帰宅後ようやく折ることができました。

体調も芳しくないので、集中力のいる「本格折り紙」ではなく、伝承折り紙の「ふうせんうさぎ」を折ることにしました。

「本格折り紙」に入る前、いくつか伝承折り紙を折っていましたが、その時には千代紙を持っていなかったため、このふうせんうさぎを折るのはなんだか味気ないような気がしていました。

最近は、各種多様な折り紙を揃えているので、折るものに合わせてそれなりの選択肢ができました。

伝承折り紙を折るにはやはり和紙が似合うのかなぁと、何となくですが感じます。

2010年8月5日木曜日

[8月5日]プレゼントボックス / Present box

Origami "present box"
It can be put into something.

今日から「本格折り紙」の中級篇に入ります。

段々自分の苦手な部分は把握してきました。
同じような形状を重ねていく折り方で、誤差が累積していびつになる、というのがお約束です。
「木」でもそうですし、今だに「つる」の首とかきれいにピンと針のような先端にはできません。

そんな折り方を多用する今回の箱なので、閉じたときにもなんだかシャンとしていません。

FacebookのゲームアプリにFarmVilleという農場ゲームがあります。
これでユーザー同士でプレゼント交換などあるのですが、何が入っているか分からないMysteryBoxというのがあります。
こんないびつな箱だったら、怪しくて受け取ってもらえそうにないかもしれません(汗

とはいえ、開いて中から出てくるモノがメインなので、中身のクオリティが高ければギャップで更に印象アップ?などと都合よく考えてみたりして。

中に折り紙を入れるならば、ギャップを狙うのにも結局は苦手を克服するかどうかにかかっていたりします。。。