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2010年8月31日火曜日

[8月31日]豚 / Pig

Origami "pig"
最近参考にしている、「英訳付き伝承折り紙帖」もあと1週間くらいで終わります。
ブログで紹介してないのもありますが、紹介が目的ではないのでそれはそれで。

今回の「豚」ですが、これがまたシンプル。
千代紙の色が何となく豚の色ですが、他の紙で折ったら豚に見えるのかどうか疑問だったので、手元にある千代紙で「3匹のコブタ」っぽく折ってみたのが下の写真です。

"Three Little Pigs"
made by edo chiyogami.
写真だと鼻の部分が若干隠れてしまってよく解らないですが、
折りながら、自分では「あ、豚っぽいかも」と思っていました。

これが豚に見えるかどうかは、鼻にかかっているのかもしれませんね。
似顔絵やモノマネが特徴のあるところをわざと強調させることで本物を連想させるように、特徴ある部分を見せることができたら、それに見えるのでしょう。

2010年8月30日月曜日

[8月30日]手裏剣 / Ninja star

Origami "ninja star"
久々に折ってみました「手裏剣」。
先月くらいに折り方を覚えるために折りまくって以来です。

折り方自体は簡単なのですが、折る方向をいつも悩みます。
二つのパーツを作るのですが、うっかりすると全く同じ形のものを二つ作ってしまったりしてしまいます。

組み立てるときの状態を思い浮かべつつ、途中の工程をイメージしながらやると、間違えてもすぐやり直せるので被害が少なくなります。

ものづくりでも完成形をイメージして部品を設計することで、一見不要な部分が重要な役割を果たすことになる場合があります。

最終形を見据えながら、中間状態に取り掛かることで、より全体がまとまったよいものに仕上がるという簡単な例だと思います。

2010年8月29日日曜日

[8月29日]鷹 / Hawk

Origami "hawk"
折り紙で動物や花を折ると、感覚的には工程が多くて複雑になるほど細かな描写をしたいかにも、というような仕上がりになるように思います。

でも、この鷹はそれほど複雑な工程ではない割に、雰囲気がある端的に言うと”カッコイイ”出来上がりになりますね。
ソラで折れるように練習しようかな。

折り方で言えば、途中までは「お化け」と一緒。
突起部分を幾つ作るかという視点でみると、「」も、「お化け」も、「菖蒲」も同じ4つであり、これらは途中まで似たような折り方になります。

突起は手やあし、花びらを見立てるために必要ですが、これ以上突起を増やそうとすれば例えば「三つ首の鶴」や「イカ」のように複雑な工程を必要とします。もちろん折るのも大変です。

したがって、4つ足で尻尾や頭がそれほど長くない動物は工夫次第で何らかの表現ができる可能性があるということです。

この先はいろんな人がアイデアを出して折り方を発表していますので細かくは突き詰めませんが、突起の数を見て折りの複雑さなどをある程度知ることはできるのかもしれません。

2010年8月28日土曜日

[8月28日]菖蒲(あやめ) / Iris

Origami "iris"
昨日、ホテルをチェックアウトする前に少し時間があったので、カードキーと一緒にもらった小さな紙を使って「菖蒲(あやめ)」を折り、朝折った「渡し船」に乗せて置いてきました。

最近東京に行くときによく使うホテルチェーンですが、次に行ったときに何か反応があったら面白いな~という、自分自身がやったことを忘れてしまいそうな気長な実験です。

それで改めて折ってみました。

以前折ったときの方が、季節的にはよかったのかもしれませんが、見た目はこちらの方がなんとなくいいですね。
折りのスキルも当時よりは格段に上がってるはずで、今回は何なく折れていますが、以前の中身を読んでいる限り、相当苦労していたようですね。

ちょっとした工程を加えるだけで見た目がガラッと変わるなあと思います。
勿論、紙自体の違うので更に印象が変わっているというのはあります。

2010年8月27日金曜日

[8月27日]渡し舟 / Ferryboat

Origami "ferryboat"
今日は出張先のホテルより。
最近はほぼどこでもLANが繋げるようになってるので、ネット環境に困ることはあまりないですね。

というわけで、こんなときでも一応折ってみました「渡し舟」。

なんだか折るたびに小さいころの記憶を辿ってるような感じですが、笹の葉で船を作って流すなんてことを時々やっていたんです。
あまり綺麗とはいえない排水路まで金網を超え、おたまじゃくしやザリガニ、カマキリなんかが結構取れるところでした。

こんな船だったらこの上に何か乗せて楽しんでたかもしれません。

船としてだけでなく、ちょっとした菓子受けにも使えそうですね。
取っ手をつけたらバスケット風。
シンプルなものほどアレンジしやすい一例でしょう。

2010年8月26日木曜日

[8月26日]相撲取り / Sumo Wrestler

Origami "sumo wrestler"
この相撲取りを折っていたら、小学生くらいのころにお菓子の箱をひっくり返して土俵を作り、厚紙か何かで作った力士同士を戦わせてたことを思い出しました。

こんな遊び方、今でもするんでしょうか。

折り紙とは全く関係ありませんが、家と小学校の間に小さい磁石が入った小指の爪くらいの人形のセットを売りに来ていたおっちゃんがいて、それがあまりにも面白くて買ってもらった記憶があります。

その中にも相撲取りがいて、下敷きの裏から磁石を当てて動かして遊んでいたなぁ、と折りながらフラッシュバックしました。

折り紙に限らないでしょうが、昔馴染みの遊びをやると、ふと忘れていた記憶がよみがえることがあるようです。

と、書いたそばから、小学生のころに流行ったメンコのことを思い出しました。。。芋づる式に飛び出してきそうです。

2010年8月25日水曜日

[8月25日]提灯 / Paper Lantern

Origami "paper lantern"
今日のモチーフとなっている提灯。
最近ではあまり見る機会はなくなっているような気がします。
見ることがあるとすれば、お祭りの時くらいじゃないかと思います。

伝承折り紙に挙げられる中で、道具をモチーフにしたものは私たちが普段使わなくなってしまったものが多いような気がします。

昔ながらのものを伝えるから伝承といえばそうかもしれませんが、実際にこれを折るときに、本物の提灯を知らなかったら、折っても楽しめるのかどうか若干疑問です。

実物を知ってこそ初めて、デフォルメされたものからいろんなイメージを膨らませられるように思います。
子供に折り紙で何か折ってあげるとすれば、やはり見て分かるものを、となります。

ある人にとって当たり前すぎて意識しないことが、他の人にとって常識でないこと。
これが勘違いやコミュニケーションを疎外する一つの要因です。

2010年8月24日火曜日

[8月24日]蝸牛 / Snail

Origami "snail"
折り紙を楽しめるかどうか、というのは造形と実物の違いにいちいち目くじらを立てて「違う」とか、「おかしい」とか思わずに、「こう表現したか」と感心できるかどうかに尽きるような気がしてきました。

「蝸牛(かたつむり)」の殻の部分を「殻だ」と思えるかどうか。
以前折った「かたつむり」より更にシンプルな工程なので、小さい子供でも作れそうですが、素直にそう思ってくれるのかなぁと気になったりもします。

また、紙質によってもできない折りがあるのも事実。
実際、いま使っている紙は模様こそ千代紙的ですが、少し厚手の紙なのでこちらの「かたつむり」のようなふっくらした造形は難しそうです。

それはその場にある紙の質や模様を見て、より印象的に見える折り方を選択することも、表現法としては重要な因子であるという意味も見え隠れします。

考えすぎ?

2010年8月23日月曜日

[8月23日]蝉 / Cicada

Origami "cicada"
まだまだ日中暑い日が続きますが、既に蝉の声は聞こえなくなっています。

そんな訳でまだ暑いうちに折っておこうということで「蝉」です。

これまで折ってきた動物などに比べると非常に単純で、簡単に折れます。
ところが一つ発見がありました。

基本的にこれまで折ってきたものは、複雑であるがゆえに計算通りの形状を作りだすため、ほぼ目安となる線や角を基準に折り目をつけていたのですが、この「蝉」の場合、ほとんど目分量で折ります。
折るときに自然と目印を探して折るようになっていたので、ちょっとしたカルチャーショックみたいになってます。

人によって長細かったり、ずんぐりむっくりした蝉が折れるでしょう。
大勢で折ることがあれば、それを比べて楽しむこともできるのでしょうね。

2010年8月22日日曜日

[8月22日]お化け / Ghost

Origami "ghost"
ここ最近は、「本格折り紙」という本で紹介されていたものを折ってきたのですが、一つの作品を折るのに時間がかかることとレベルが上がってきているため、上手く出来上がったときにここで紹介するくらいにとどめることにしました。

ここで一旦基本(?)に立ち返り、伝承折り紙と呼ばれる折り紙を中心に折っていこうと思います。

そんな折、見つけたのが「英訳付き伝承折り紙帖」です。
折り方が示されているだけでなく、折るものに合った紙も付いているので、これだけでも一通り遊べます。
紙を使い切ったとしても、折り方帖として重宝しそうです。

しばらくはこの本で紹介されているものを折っていくことにします。

さて、今日折ったお化けですが、なんとなくレイスなどと呼ばれる類の西洋の幽霊のイメージに近い気がします。

明るい色や模様の千代紙で折ったらまた違うものに見えそうです。
お化けではなく、踊っている女性か何かに見えるんじゃないかというような気がしてきました。
というわけで折ってみたのがこちら。
Change a kind of origami paper

頭に手ぬぐいか何かを被った、浴衣を着た女性っぽく見えるような気もするし、単に明るいお化けとも言えなくもない、そんな微妙な感じです。

みなさんには何に見えているか興味があります。
コメントしてもらえたら嬉しいです。

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2010年8月21日土曜日

[8月21日]青いバラ / Blue Rose

Origami "blue rose"
来週、とある方にお会いする際にプレゼントしようと思って久々にバラを作ってみました。
所要時間約2時間。
だいぶ手慣れてきた感じです。

単にプレゼントということではなく、いくつかのメッセージを乗せているつもりです。

青いバラは今でこそ遺伝子操作によって産み出されましたが、バラ愛好家の間ではこれを産み出すことが長年の夢であったそうです。
そもそもバラが青の色素を持たないため、遺伝子操作でしか実現できないと分かったのも科学が発達してからのこと。

そのため実現できない夢に掛けて、青いバラの花言葉は「不可能・あり得ない」だったそうです。
しかし、いまでは青いバラの花言葉は「夢 かなう」「奇跡」「神の祝福」などに変わってきているとか。

詳しいことは開発したサントリーの公式ページで見ることができます。
SUNTROY blue rose APPLAUSE

厳密には実際の「青いバラ」は薄青紫色です。
このバラに名付けられた名前は「APPLAUSE」。
「拍手喝采」という意味があるそうです。

今回折ったバラは、アプローズよりももっと「青い」ので、「OBJECTIVE」とでも名付けてみましょうか。

2010年8月20日金曜日

[8月20日]蛙 / Frog

Origami "frog"
昨日から二日がかりで「蛙」を折りました。
二日といっても朝のこの時間だけですが、それでも実質1時間半弱くらい掛かっています。

この「蛙」は見た感じ結構リアルです。
日本の伝承折り紙の「かえる」と比べてみると、一目瞭然です。

だからといって、「かえる」が蛙っぽくないかというと、そんなことはないのは、特徴を掴んで模擬しているからでしょうか。お尻を押してぴぴょんぴょんハネさせる遊び方ができるのも楽しいですし。

今日の「蛙」が写実的であるとするなら、昔から伝わる「かえる」はデフォルメされているというような印象を受けます。

絵画と同じように、対象物をどのように表現するのかは、作者の持つイメージや思考、場合によってはどうメッセージを伝えたいのかで変えられるのかもしれません。
それを紙を折ることで表現するためには技術面が高くないとできないということも、他の芸術作品と同じ。

一方で荒削りでも味のある作品、という評価を得る折り紙もあっておかしくないような気がします。

折り紙は一つの娯楽であると同時に、芸術作品にもなり得るところが多くの人に長く引き継がれる一因なのかもしれません。

2010年8月19日木曜日

[8月19日]FunnyFace

"FunnyFace" designed by cochae
先日鬼太郎の折り紙のときに登場したcochaeさんがデザインした折り紙で、一番試してみたかったのがこの「FunnyFace」。

最寄りである三ノ宮の東急ハンズには現在置いてないということで、大阪心斎橋の東急ハンズまで行って見つけてきました。
デザインとしては全部で5種類あるようですが、手に入ったのは1,3,5の3種類。

一枚から何種類もの顔を作れるということで、まずはパッケージにあったいくつかの顔を再現しようとしてみましたが、どう折ってるのか分からないのもありました。
同じデザインの紙からできているのに不思議です。

モノマネだけでは面白くないので、自分オリジナルで折ってみたのが写真の顔です。
ここにたどり着くまでにいくつかパターンができましたが、これが一番のお気に入りです。

拡げてしまったら再現できる自身がないので棚のすきまに挟んで飾ってますw

外国の方へのお土産にも喜ばれるとか。
見つけた方は是非お試しを。

2010年8月18日水曜日

[8月18日]ミウラ折り / MIURA-ORI

Memo pad folding by miura-ori
日曜日にキッザニア甲子園に行ったのですが、その時もらった会場内の地図が見た目東京マラソンの地図(リンク先参照)のような体裁だったにも関わらず、中身が普通に折りたたまれた地図だったので、「ミウラ折りを採用したらいいのに」と思ったのがきっかけ。

ソラでミウラ折りができるようにならないかと気になり始めてしまったので挑戦しました。

まず、ミウラ折りでメモ用紙を作ろうというサイトで簡単にミウラ折りができる折り目付きのデータを印刷して折ってみました。
実は以前、同じようなやり方でやったことがあったのでこれに関しては問題なくできました。

次に普通の折り紙で挑戦。
さも上手くできたような写真ですが、これができるまでに4枚失敗しました。。。
ミウラ折りの特徴は、開いた紙の左下と右上の角をつまんで縮めるだけで自動的に畳めてしまうことですが、そうなるための折り目の数にはある条件があるようです。
下の折り目では3×5の四角ができるようになっていますが、これが4×4だったり、3×4でもだめ。
奇数×奇数でないと角をつまんで畳むような折り方はできないんですね。
逆に東京マラソンの地図のように背面で合わせるように畳む場合は3×4のような折り目が必要になります。

適用の仕方によって折り目の数を考えるのは当然なんでしょうが、実際にやってみるとこういうことはよく解ります。

そして、まっさらな紙に奇数の折り目をつけることは結構難しいことを実感。
紙を折って目印をつければ1/5や1/3の折り目をつけることはできますが、そうすると余分な折り目が邪魔をしてミウラ折りが成り立たなくなります。

一発で奇数分の1を割り出すやり方があればいいのですが。。。
1/3や1/5程度ならまだ目安折りでできるので、暇つぶしのときのネタに今後使ってみようと思います。
folding
expanding




2010年8月17日火曜日

[Interests]ミウラ折り

ミウラ折りとは

三浦公亮氏(東京大学名誉教授・文部科学省宇宙科学研究所)が考案した、地図の折り方です。
対角線部分を持って、さっと左右に引っ張れば一瞬にして広がり、たたむのも瞬く間、という簡単便利なものです。 現在、各方面で活用、実用化がスタートしています。
三浦公亮東大名誉教授は宇宙構造物の設計家であり、主な作品として、宇宙実験衛星(SFU)の太陽電池パネルや電波天文衛星「はるか」の大型宇宙アンテナなどの設計があります。
折り紙はその模型としてつくられたものです。
精密に設計された造形にはムダのない美しさがあり、ミウラ折りはこうした研究成果 の応用です。
三浦公亮(みうらこうりょう)
1930年東京生まれ。
東京大学工学部卒業。
東京大学宇宙航空研究所、文部科学省宇宙科学研究所で宇宙構造工学を研究。
数多くの人工衛星・惑星の開発設計に関り、新しい宇宙構造物の発明と宇宙での構築を実現し「宇宙の建築家」と呼ばれる。


ミウラ折り公式サイト


潰れて強度が増す「ミウラ折り」の不思議

[8月17日]ペンギン / Penguin

Origami "penguin"
今日は「ペンギン」です。

またか、と思われそうですが、ぽっこりしているおなかがふわふわな感じかも。
手元にある和紙で片面白というものがなかったので普通の折り紙でおっているためか質感が若干固めではあります。

若干複雑なものを普通の折り紙で折るとき気になるのは、折り目をつけたところの色落ちとヘタリです。

頭の辺りは6枚くらい重ねた状態からかぶせ折りして、段折りで沈めるといった細かい作業をしているため、慣れていないと変なところに折り目がついたりしてふにゃふにゃになります。
和紙でももちろんそうなのですが、普通折り紙だと角付近に穴があいてケバケバになることも。
和紙だとほとんどそんなことなく、フニャフニャでありながらも繋がっていたり、色は染められているので色落ちしないなど、折り紙としての長所が沢山あります。

和紙の発展が折り紙を支えてきたというのはこれまで読んできた文献にもありましたし、お話しさせて頂いた方もおっしゃっていたこと。
和紙についても考えてみる機会を作りたいところです。

2010年8月16日月曜日

[8月16日]トラの顔 / Tiger face

Origami "tiger face"
なんだか愛嬌のある「トラの顔」です。

最近折ってきた中級篇の中では比較的混乱することなく折ることができましたが、3次元的な形状を定着させるのがイマイチ上手くいっていません。

使う紙にもよるのかもしれませんが、型をつけようとしすぎるとヘタったり周りが弛んだりするので加減が難しいですね。

お手本で折られているようなピシッと揃って無駄な型がついてない仕上がりを見ると、根本的に何かが違うんじゃないかと、そんな気すらしてきます。

一度、上級者が折るところを見てみたい衝動に駆られてきました。。。

2010年8月15日日曜日

[8月15日]うさぎ / Rabbit

Origami "rabbit"
ふわふわがテーマという訳ではないのですが、15cmの和紙で折れるものを探していたら「うさぎ」でした。

顔の部分が立体的になっているのがポイントです。
胴体部分は膨らませられず、貧相なのが残念。。。

いま写真で気が付きましたが、首元がおかしいですね。
襟が立ってるように見えます。

お手本の写真を見る限り間違ってはいないのですが、折り目がピシッとしていないためにダレているのかも。
試しに顔の内側に入れたらスッキリしました。

ちょっとした変更ですが、こうやって折り方が少しずつ変わって伝わっていくのかなぁと、おこがましくも思う次第です。

2010年8月14日土曜日

[8月14日]ふわふわ?な羊 / White sheep

Which sheep does look soft?
昨日折った羊が「いかつすぎて羊に見えない」との意見を受けて、白い和紙で折ってみました。

写真の左側が本日折った白羊、右側が昨日のオレンジ羊です。

どうでしょうか。。。若干オレンジの方が固いような気もします。

でも、「ふわふわ」って感じではないですね。

羊と言うと、六甲山牧場にいるこんなのを想像するからイメージと違うのかな?とも思いつつ。
羊の写真

そうえいば、最近六甲山牧場にも行ってないので行きたくなってきました。

2010年8月13日金曜日

[8月13日]羊 / Sheep

Origami "sheep"
これもちょっとお気に入りになりそうな”羊”です。

華奢な脚なのですが、しっかり自立してくれるのがうれしい。
形だけでなく、その場に置いていて本来の姿勢で自立するものは、飾っておけるので折ったその場限りではない楽しみもあるのかなと、思いました。

平面的な造形と、立体的な造形では、与える情報量が全く違います。その分、立体的にする場合、細部まで折り込んでいかないと出来上がりが貧相になってしまうような気がします。

ところでこれを見た妻に、「胸板がしっかりしすぎて羊に見えない」と言われました。
確かにがっちりとした躯体に見えなくもありません。

選択する折り紙の色を間違えたかな・・・。
ふわふわ感を感じる色で折ったらもっと羊らしく見えるのでしょうか。

[8月12日]連鶴 / Connected cranes

お昼御飯を食べたお店のアンケート用紙が丁度よさそうな大きさだったので、その場で紙を切りつつ「連鶴」を折ってみました。

「本格折り紙」でも紹介されていましたが、適当な紙が見当たらなかったことで飛ばしてた折りです。

ということで初めて折った連鶴にしてはまあまあ上手くいったのではないかと思う次第です。

ちなみに妻は驚いてくれましたが、息子のリアクションは薄め。
繋がってる鶴のめんどくささが理解できないのか、単に「鶴」は見飽きたのか・・・。

2010年8月12日木曜日

[8月12日]牛 / Cow

Origami "cow"
これからは朝の時間だけでは折れないものが出てくるだろうな。。。と先日言ったばかりですが、早速出てきましたよ、時間かかるのが。

という訳で、毎朝折りきったものをアップルするというスタンスで「本格折り紙」を折りきるのは現実厳しいので、本格折り紙ネタは時間のあるときに折ったものを後日UPするというスタイルに変更します。

今日は、「牛」です。
15cm折り紙は△ということでしたが、何とか形にはなりました。
角のところにはごまかしが入っていますが、それも一つの折り方ですよね。
と、自分自身への言い訳にしてみたりします。。。

実際のところ、折り紙の折り方なんて言うのは、どこにもルール化されていません。
人から人へ、ほとんどが技能伝承的な形で伝わってきていたようです。
途中で折り方が変わったり、忘れ去られた折りもあるとか。

いまでこそ、折り紙の本などで折り方解説が示されていますが、だからと言ってその通りに折らないといけないという決まりごとはありません。

そこから違うものを生みだす方がはるかに面白いはず。

現在では、答えがある教育に慣れ過ぎたために、創造的な遊びすら画一的な枠に嵌めこんでしまっていないでしょうか。

遊びは基本、自由なものですよね。

2010年8月11日水曜日

[8月11日]立ち姿の鶴 / Standing crane

A lain "standing crane".
It is unsuccessful to finish.
未完成形で断念してここに掲載することにしたのははじめてかもしれません。

一昨日の三つ首の鶴と同様、一枚の紙から脚がすらっと出てしかも自立する鶴が紹介されていたのですが、脚が上手く折れませんでした。

推奨の紙が、20cm×20cmの薄い和紙で、使用したのが15cm×15cmの普通の和紙ということで、ある種当然の結末かもしれません。

ものづくりの世界でも、大きさや重さが違うと同じ形のものでも途端に実現することが難しくなることがあります。
出来上がりのものの大きさに対して、全て相似的な条件で道具から何かを変えれれば同じような難易度になるはずです。
しかし、現実的には道具であったり、材料であったり、作業する人間そのものの大きさをものに合わせて変えることはできません。

折り紙でも、紙を折る私の指や、紙自体の厚みが同じ状態で小さいものを折るというのはやはり難しい。複雑なものになればなるほど、余計です。


今後作るものを改めて見ると。。。20cm四方の和紙が欲しくなってきました。

2010年8月10日火曜日

[8月10日]ゲゲゲの鬼太郎 / Kitaro

Kitaro's character
origami designed by COCHAE 
先日、兵庫県立美術館に立ち寄った際、水木しげる展が特別展として開催されていたので、子供と一緒に鑑賞してきました。

単に水木しげるの作品展というわけではなく、日本や中国で妖怪やもののけが描かれた歴史的な作品も展示されています。

人や世相を比喩したもの、自然現象を異質なものに見立てたものや、生活の中で躾や教育のために生みだされたものもいるのでしょう。
過去の作品や、それをモチーフに描かれた水木しげる氏の作品を見ていると、多種多様な中で生まれ描かれてきている空想上の生き物が、何らかの形でどこかに潜んでいるような気さえしてきます。

会場を出る間際は当然のことながらグッズ販売コーナーな訳で、あまり買う気もなくぶらぶらしていたらところ、cochaeさんデザインの折り紙にばったりと出会いました。
よくよく考えてみれば、サイトで見たことがあるし、ここで売らずにどこで売る的なアイテムであるわけで、気がつかなかった自分が不覚。。。orz

というわけで、今日は鬼太郎の折り紙を折ってみました。
折り図の通り折ると、キャラクターになってくれるのですが、単に絵が描かれているのではなく、服と足や首が立体的な位置関係をきっちり保っているんです。
更に、自立するようになっているので、飾っておけるのが楽しいですね。
背景の紙も同梱されています。

関西周辺の方、お盆休みに関西に来られる方、兵庫県立美術館に立ち寄ってみては如何ですか?

2010年8月9日月曜日

[8月9日]三つ首の鶴 / Tri-necked crane

A crane has three necks,
so named "Tri-necked crane"
「本格折り紙」のお手本写真と比べると雲泥の差ですが、個人的には今回の「三つ首の鶴」は満足度が高い出来です。

途中で対称性や、重ねた時のズレがこれまでと比べてとても小さく、合うべきところを合わせられながら折りを進められているというのが、一番自分がエキサイトしたところ。

何かいままでできなかったことを達成しようとチャレンジしているとき、立て続けに上手くいっている時の緊張感に近い。
上手く行ってるのか、まだ破綻していないと、自問しながらも淡々とやるべきことをしているときに、アドレナリンが出てくるような気がします。

たかが折り紙と言ってしまえばそれまでですが、これをきっかけに自分自身との対話ができそうな気がします。
ただし、あくまでコントロールできるのは自己で完結するところのみ。

他人から見て、単に折り上がった折り紙以上の何かを受け取ることがあるのかどうか。
あるといえばあるような、ないといえばないような。

そんなことを考えています。

2010年8月8日日曜日

[8月8日]パピヨン / Papillon

Origami Papillon
昨晩、折り紙についてお話しをさせて頂く機会を得ました。

結論を言えば、バッサリと切って頂いたおかげで煮詰まっていた思考が再び動けるきっかけを与えてもらったような気がします。

全く面識のない私にも忌憚なくお話しして頂けて本当に感謝いたしております。

折り紙がどんなものなのか、考えるだけでなく、ワークショップを一度やってみては?とご提案頂きました。
実際にその場にいれば、何かを掴めるとはずです、と。

そのためには紙さえあれば折れるよ!というバリエーションをもっと増やさないといけません。
今日からはそのための地道な練習もしていかないといけないのですが、一度立てた「本格折り紙」をやりきるという目標も継続したいので、そのあたりはバランスさせていこうと思います。

上級編になったら一日では折りきれないものも出てきそうなので、時間の無い時は伝承折り紙をやるなど、やりようは色々ですから。

今日は、中級篇の「パピヨン」。
鼻先がちょっといかついかな・・・。
休日は時間に追われないので、その分落ち着いて折ることができます。
そうしてできたものは、何となくでも焦って折ったものよりも出来上がりの印象がよくなると思うのですが、客観的に見てどうなのか聞いてみたいような気がします。

2010年8月7日土曜日

[8月7日]イカ / Squid

Origami squid
昨晩は結構寝ましたが、お腹の調子がよくありません。

酷暑と強冷房の温度差でやられている感じ。

私の外見をよく知る方ほど意外に思われるのですが、結構体の方は周囲環境の変化に敏感で、季節の変わり目などは必ず調子を崩します。
スキーなんかに行っても初日は絶対にお腹壊します(涙

そんなこんなで中級篇の続きで「イカ」です。
以前にも書きましたが束になっていくときっちりと折っていけないのは相変わらずで、もう少しやりようがあるだろうとは思いますがまだ極意は掴めていません。

四角の紙からこんなに沢山のとんがりが作れるというのは直感的には不思議ですよね。
だからこそ、もっときれいな形に出来たら感動ものなのですが。。。


ちなみに、とある方に、「折角折り紙なんだから、英語でも書くべき!」とご教示頂きました。
本文まで英語にすると時間が大変なことになるのでとりあえずタイトルと写真の解説に何を折ってるつもりなのかを書くことから始めてみようと思います。

2010年8月6日金曜日

[8月6日]ふうせんうさぎ / Balloon rabbit

 Origami "balloon rabbit"
今朝は前の晩に飲み過ぎて起きることができず、帰宅後ようやく折ることができました。

体調も芳しくないので、集中力のいる「本格折り紙」ではなく、伝承折り紙の「ふうせんうさぎ」を折ることにしました。

「本格折り紙」に入る前、いくつか伝承折り紙を折っていましたが、その時には千代紙を持っていなかったため、このふうせんうさぎを折るのはなんだか味気ないような気がしていました。

最近は、各種多様な折り紙を揃えているので、折るものに合わせてそれなりの選択肢ができました。

伝承折り紙を折るにはやはり和紙が似合うのかなぁと、何となくですが感じます。

2010年8月5日木曜日

[8月5日]プレゼントボックス / Present box

Origami "present box"
It can be put into something.

今日から「本格折り紙」の中級篇に入ります。

段々自分の苦手な部分は把握してきました。
同じような形状を重ねていく折り方で、誤差が累積していびつになる、というのがお約束です。
「木」でもそうですし、今だに「つる」の首とかきれいにピンと針のような先端にはできません。

そんな折り方を多用する今回の箱なので、閉じたときにもなんだかシャンとしていません。

FacebookのゲームアプリにFarmVilleという農場ゲームがあります。
これでユーザー同士でプレゼント交換などあるのですが、何が入っているか分からないMysteryBoxというのがあります。
こんないびつな箱だったら、怪しくて受け取ってもらえそうにないかもしれません(汗

とはいえ、開いて中から出てくるモノがメインなので、中身のクオリティが高ければギャップで更に印象アップ?などと都合よく考えてみたりして。

中に折り紙を入れるならば、ギャップを狙うのにも結局は苦手を克服するかどうかにかかっていたりします。。。

[INTEREST]COCHAE

COCHAE(コチャエ)
http://www.cochae.com/


cochae(コチャエ)?

"あそびのデザイン"をテーマに活動する軸原ヨウスケ、武田美貴による デザイン・ユニット。2003年、折紙という古典的な世界で「折紙をもっとポップに!」をキーワードにグラフィック折紙を制作。現在は新しい視点を持ったデザインで楽しさと驚きをもった玩具の開発、美術館等でのワークショップなど 幅広いデザイン活動を行っている。折り紙パズル「ファニーフェイスカード」がグッドデザイン賞2008受賞。2008年より京都造形芸術大学非常勤講師。
cochae(こちゃえ)の名前の由来は、出身地である岡山県の  伝承民謡『備前岡山太鼓唄(こちゃえ節)』から引用。「こちゃえー、こちゃえー」の節回しは天保時代に流行した俗語であり「こちらへどうぞ」「こっちはいいぞ~」など複数の意味を持つお囃子言葉である。

2010年8月4日水曜日

[8月4日]フジヤマモジュール / FUJIYAMA module

Left: unit of FUJIYAMA module
Right : Assy. of 3 pieces of units
今回はこれまでとはガラッと趣向が変わった”折り紙”です。

ユニットと呼ばれる小さな要素(写真左)を組むことで多角形やその他構造体を作り上げるもので、これはフジヤマモジュールと呼ばれているユニット。

ユニット4枚を組み合わせたものを作ろうと格闘していたのですが、時間切れで3枚組(写真右)で妥協しました。
複雑な構造は時間のあるときにじっくりとやる方がいいでしょうね。
夏休みの自由課題みたいな感じでw

これまでは折った紙単体であるものを表現していたのですが、ユニットの場合、一枚一枚は単なる構成部品でしかありません。組み合わせた全体で形を表すというのはこれまでの”折り紙”とは存在のあり方が異なります。

それでもやはり折り紙と呼んでも違和感はありません。

このあたりが”折り紙”の奥深さの一面とも言えそうです。

2010年8月3日火曜日

[8月3日]雛人形 / Hinaningyou

Origami "hinaningyou"
なぜ真夏に雛人形?と思われるでしょうが、致し方ありません。
テキスト通りに進めているので季節感がありませんがご容赦を。。。

折り紙界には「不切正方形一枚折り」という言葉があるそうです。

正方形一枚に切り込みを入れずに造形するということがある種、正統派なのでしょうか。

初級編と中級編の間に位置する「これも折り紙篇」では、伝統折り紙と、その枠から定義としては外れるけれど折り紙としか言いようのない造形を扱うそうです。

このひな人形も、着物部分と体部分は別の紙から作られていますので、正統派とは言えないことになりますが、見るからに折り紙作品ですよね。

折り紙とは何者か?という問いに答えてくれるテーマになりそうです。

2010年8月2日月曜日

[8月2日]木 / Tree

Origami "tree"
今回の「木」で初級編終了。。。のはずなのですが、見ての通り出来は相当良くありません。
選んだ紙も厚手たったので尚更です。

目的が折り紙を綺麗に折るということではないといえばないので、テキストは先に進むつもりですが、リベンジはしておかないとな~、というのは性格なのでしょうがありません。

朝の限られた時間で折るというのも、緊張感がありますが、余裕のある時じっくり折るというのが本来の楽しみなのでしょうね。

2010年8月1日日曜日

[8月1日]日本猿 / Japanese monkey

Origami "Japanese monkey"
作っている途中、息子から「らいおんさんみたい」と言われてしまいましたが、出来上がりは何となく猿らしい顔つきになりました。

ちょっとマントヒヒはいってるかも。

そろそろ初級編も終わりかけ。
明日、木を折ったら中級編です。

ここまででほぼ1か月、毎日きちんと折り続けていると、いろんなことを考えます。

まだ目の前に差し出された課題をこなすという感じですが、それでも継続が自信にもつながり、自分の力になっていくのは実感できます。

折り紙のスキルという表面的なものだけでなく、内面が鍛えられる感じです。

オリジナルの造形を作りだせるところまで行くと、また違った関わり方があるような気がします。

一つ一つはシンプルで比較的短時間で完結できるところに楽しさがありますが、もっと違う何かを折り紙は持っているはず。

それを見つけるのが目的の一つなのですが、その境地に至るまだまだ経験が必要だと思います。

とりあえずは、さらに1か月、毎日の日課として続けられますように。