■干支のおはなし 2004年、平成16年は暦の上では申(さる)年です。 子(ね、ねずみ)からはじまる十二種類の動物が毎年交代でその年の動物になる、 といえばおなじみの「十二支」ですが、さて、それでは、「干支」という言葉がなにを指しているか、 みなさんはご存知でしょうか。 字のとおり、「干支」の「支」は「十二支」からきています。では「干」はというと、 こちらは「十干(じっかん)」という言葉から来ているものなのです。 十二支は、おなじみの子・丑・寅・卯・辰・巳・未・午・申・酉・戌・亥の12個の記号。 十干は、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・ 己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の10個の記号です。 この「十二支」と「十干」は、それぞれ独自の周期をもつ年の数え方で、 この二つを組み合わせて60年かけて一周する年、または60日かけて一周する日を表し、 時刻や方角を示すときにも用いられます。たとえば、真夜中すぎ、 午前2時ごろのお化けがでそうな怖い時間を「丑三つ時」なんて言ったりしますね。 この干支は、今から3000年以上前、紀元前15世紀頃の中国の殷(いん)で作られた とされるシステムです。十二支は動物の名前で呼ばれていますが、もともとは植物の 成長過程を12段階で表したものでした。それが動物の名前に当てはめられることで、 人々に親しみが生まれ、各キャラクターにも様々な物語が込められ、 そして信仰の対象となっていったようです。日本に伝わったのは6世紀頃で、 仏教の伝来と同じ頃と考えられています。 |
2010年7月28日水曜日
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干支と十二支のおはなし
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